ADHDとは? ASDとは?

ADHD(注意欠如多動症)

不注意(集中力がない・気が散りやすい)、多動性(じっとしていられない・落ち着きがない)、衝動性 (順番を待てない・考える前に実行してしまう)の3 つの要素がみられる障害のことです。

小さい子どもであればこれらの要素は誰にでも見られるものなので、周囲の人に障害として理解されづらく、ただの乱暴者や親のしつけができていない子などと誤解を受けてしまうケースが多々あります。
知的な遅れはありませんが、自分の感情や行動を自分でコントロールすることが困難であるという特徴を持ちます。

例えば、こんなことでお困りではありませんか?

・勉強などに集中することが苦手

・授業中座っていられずに、立ち歩いてしまう

・片づけが苦手で、忘れ物や無くし物が多い



そんなお子様には、
【応用行動分析(ABA)】【ペアレントトレーニング】が有効です。

ペアレントトレーニングで良い行動を尊重し、望ましくない行動を弱化させていきましょう。

例えば先生と一緒に片付けができた、5分でも座って勉強ができたというときに、その行動を肯定的に捉え、褒めてあげます。
望ましくない行動が目につき、5分「しか」座っていられなかったと捉えるのではなく、落ち着いて座っていられたという行動を強化し、どんどん伸ばしていきます。
望ましくない行動を取ってしまったときには、その行動に着目するのではなく、原因を探り、取り除いてあげること、そしてできたことはしっかり褒めて強化してあげることで社会性の向上を目指します。

これにより、「勉強をする、片付けをする」といった良い行動や習慣を身に付け、集中力を高めることができます。

ASD(自閉症スペクトラム)

一般的に先天性の疾患であると言われており、何らかの要因によって脳に障害が起こったものとされています。

自閉症は生まれつきの脳障害(中枢神経系の機能障害)であり、3歳までには何らかの症状が見られると言われています。言葉がうまく出ない、不自然な言葉遣いである、感覚が極端に敏感または鈍感、反復的な行動が多いなどの特徴が見られることが多くあります。

アスペルガー症候群とは、知的障害を伴わない自閉症のことであり、高機能自閉症と呼ばれることもあります。定義上、高機能自閉症の中で言葉の発達に遅れがないものがアスペルガー症候群と呼ばれています。
言葉やジェスチャーを使ってコミュニケーションをはかったり、想像力を働かせて相手の気持ちを察したりすることが難しい障害です。
対人関係だけでなく、特定分野へのこだわりを示したり、運動機能の障害が一部見られたりすることもあります。相手の感情や雰囲気を察することが難しく、社会的ルールや暗黙の了解が分からないといった特徴があり、人や社会とのコミュニケーションに支障をきたしやすいと言われています。

例えば、こんなことでお困りではありませんか?

・人と関わることが苦手で、うまく気持ちを伝えられない

・こだわりが強く、周りとうまく遊べない

・文字を書くことが苦手で、練習してもうまく書けない

そんなお子様には、
【ソーシャルスキルトレーニング】【TEACCH プログラム】が有効です。

ソーシャルスキルトレーニングで様々な実生活の場面を想定し、ロールプレイや振り返りをしながら社会性を育みましょう。

例えば、お話が好きで一方的に話をしてしまう子。

こんな子は相手の気持ちを汲み取るのが苦手で、相手の表情の変化に気付けていないことがあります。
例えば、笑顔の表情カードと困っている表情カードを用意し、初めは笑顔のカードを見せておき、会話が一方的でしつこくなってきてしまったときには困った表情のカードを見せるというように極端に違う表情のカードを使って、視覚的にわかりやすく伝えるなどして、相手の気持ちの理解を促進します。

他にも様々な場面でソーシャルスキルトレーニングやTEACCH プログラムの考え方を用い、
お子様一人一人の課題に合わせた専門プログラムでお子様の自立を支援していきます。
ソーシャルスキルトレーニングにより、相手の気持ちや状況を察してうまく気持ちを伝えられるになり、他者と上手に関わることができるようになります。

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